2010年05月22日
『ルンバ577』
いわゆる自動掃除器。いろいろな評判を聞いて検討の末、先月初めに購入した。 その振舞いから、家では「グレゴール・ザムザ」、略称「ザムザ君」と名付けられ、日々活躍している。 1ヶ月半の様子を見ての、ザムザ君のインプレッション。
日本向けのルンバとしては527、537、577とある。カラーは537が一番すっきりしているのだが、タイマー起動があるのは577だけ。 写真で言うと、上側の分厚い弧がクッション型バンパーで、内側の黒い弧は人が持ち上げるときのハンドル。大きさは直径34cmあり、実際に見るとそれなりにでかい。
吸塵能力は高い。腹で吸い込むと共に、触覚のような小さな回転ブラシで取り込むので、壁沿いもわりと綺麗にしてくれる。とはいえ、サイズ的にどうしても入れないところは取り残しはできてしまう。同じようなところをぐるぐる周ることはあるが、最終的には1時間ほどでひととおり全体をこなせるようだ。 とはいえ、完全ではない感じ。ひとところをひたすら何度もやったかと思えば、えらく淡白に終わらせてしまうところもあり。577には、ブロックまたは部屋区切りを指定するための発信機が2つ付属しており、これを使ってうまく誘導する必要がある。充電ステーションも一種の部屋区切りシステムのようで、思ったように誘導するのは困難だ。場合によっては物理的に区切って今日はここを、という使い方のほうがよいかもしれない。
音は大きめ。手動掃除器ほどではないにせよ、何度もやってくるし、家具への衝突音も頻繁(ガラスなどは置かないほうがいい)。段差は5mmくらいのは越せる。1cmでも勢いがあるときなら乗り上げる。スタンドのようにナナメになっている構造物だとそのままがんばって登ることもある。スリッパやゴミ箱のような軽いものだと、押し切る。落下防止のために段差は一応判断するけれども、完全とは言えなくて、たまに玄関に落ちていることが。階段のある家では、念のためにブロックしていないとたいへんな惨事になるかもしれない。
天敵はラグやケーブル。フリンジのあるラグは当然絡んで動けなくなるし、なくても、押しつけて乗り上げてにっちもさっちもになることがある。ケーブルはプラスチックのケーブルカバーを取り付けてみたけれども、それを絡めて曲げちゃうほどのパワーがあるので厄介。ケーブルが絡むとブラシが折れることもあるようだ。また、オフィス用の椅子の足はちょうど高さ的に挟まりやすく、ここにハマると動けなくなる。
スケジュールは曜日ごとに何時に開始するかを設定可能。清掃状況にかかわらずだいたい1時間で切り上げてステーションに戻るようだ。 付属品としてリモコンがついているが、自動作業中に移動方向をちょっと変えたいというものではなく、完全に自分で操作するためのもの(押した途端に自動作業は終了する)。これは使えない…。
日々のメンテナンスは比較的容易。写真で言う下側がゴミ容器になっているので、これを外して、適当なハケで落とす。毎日やってもけっこう出てくる。一体どこからこのホコリは出てくるのやら…。なお、家ではザムザ君という名前なので「ほーれ、このクソ虫さん」(新訳版)などとぶつぶつ呟きながら作業すると雰囲気もばっちりである。今のところは車輪への絡み込みなどはないけれども、たまに見てあげないと危険かも。
正規で購入すると、1年での無料メンテサービスが付く。寿命・故障を前提にしているのか、交換部品の案内やサードバッテリを使用する際の諸注意といったものが妙に充実しているのがちょっとおもしろい。
床しか清掃できず、希望の場所をやらせるのにちょっとクセはあるけれども、実際使ってみると確かに便利。ザムザ君が作業しやすい環境を提供するために、床になるべく物やケーブルを置かないようになり、すっきりするという副次効果も。
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