2006年04月21日
『LDAP Super Expert』
ネットワーク統合がますます進む中で、何かと注目度の高いLDAP。と同時に、「奥が深い」的な扱いを受けているのも確かだ。
そんな中で本誌は、「LDAPとはそもそもX.500うんたらかんたら…」と重厚長大になりがちな他書とは一線を画し、ポイントを絞って実践的アプローチでできるだけLDAPに親しめるよう、ムックスタイルの長所が生かされている。(スケジュールにタイトなムックらしく、いくつか編集ミスがあるのはご愛嬌?)
執筆陣にLDAP関連では国内外で名高い人々を並べ、OpenLDAPのひととおりの取り扱いから複製技術、アプリケーション統合や大規模環境の実例、C・Ruby・PHP・Java・Perl・Pythonのバインディング、はてはWindows Active Directoryとの連携まで、LDAPに技術者として何らかの形で触れる人にとってはこれ以上にないくらい密度の濃い内容だ。ときどき置かれているイラストも(説明内容を全然表してないような気がするが)面白い。
他書を読んでよくわからなかったので眠くならないもっとわかりやすい本がほしい。他書で基礎を付けたけれども実際の現場で使うテクニックを知りたい。相反するように見えるこの要求をうまく満たせるのが、本誌であろう。なお、本誌の前あるいは後に、一貫した流れに従ってLDAPの知識を得るために読む書籍としては、『LDAP ―設定・管理・プログラミング』をお勧めしておきたい。
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