2009年06月15日

『iPhoneアプリケーションプログラミング』



/

iPhone自体は所有していないのですが、組版のお仕事で本書にかかわりました。

iPhone本はいろいろ登場してきていますが、本書はそういった中でも、著者がプロフェッショナルな書き手兼元Appleという点で、とてもわかりやすい書籍だと思います。 著者のこだわりの1つとして、本書を購入した方にはブラウザ版のドキュメントも入手できます(カバーにクーポンが付いています)。

組版においても本書ではいくつかのチャレンジをしてみました。XMLによる機械組版はいつもどおりですが、これまでのReVIEW経由ではなく、著者がXHTMLで記述〜XSLTでXML変換までを担当し、これをAdobe InDesign向けにこちらで修正を加えて、データ投入するようにしています。ファイルのやり取りはすべてSubversion上で行いました。マスターデータをXHTMLとする、という約束事ができているので、初校〜入稿のプロセスもスムーズに進んだと思います。また、コラムや側注の処理などにも改善を施しました。InDesign+XMLから独立テキストフレームを扱うのはまだまだ課題が多いですが、たとえば側注に独立テキストフレーム+アンカーを使うようなスクリプトを作ったので、今後活用できそうです。

表紙もモノトーンのクール系でなかなか良い感じですね。