2006年05月31日

『The Debian System −その概念と技法』



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ようやく刊行することのできたDebianに関する内容を取り扱った翻訳本です。翻訳出版されたDebian本としては、昔ピアソンエデュケーションから出版されたpotato/slink本に続く2冊目となりますね。

本書はDebian GNU/Linux Sargeをベースに、Debianプロジェクトの組織運営・リリースマネージメント・社会規約といったソーシャルな事柄と、パッケージ管理・日々のシステム管理・パッケージ開発・カスタマイズといった技術的な事柄の2本立てで構成されています。Sargeベースではありますが、内容の多くは古びることのないものです。 著者のMartin F. Krafft(madduck)はDebianで活発に活動している開発者の1人です。監訳は上川純一さんと私が担当しました。

『Debian GNU/Linux徹底入門』、『Debian辞典』、『[入門]Debianパッケージ』、そして本書『The Debian System』と4冊それぞれ特色のある書籍が出揃いましたが、扱っている領域は重複は一部ありつつも独自の分野を展開しており、重なって損をしたという気分になることはないかと思います。本書は原書の都合上値段が少々高めになってしまいましたが、私もこれまで知らなかったいろいろなテクニックを学ぶことができ、役に立っています。