2009年02月02日
モロッコ旅行 5日目〜8日目 (マラケシュ〜ラバト〜カサブランカ〜ドバイ〜関空〜羽田〜帰宅)
3〜4日目からの続き。
Riad Miskiとマラケシュに別れを告げ、ラバトへ。苦労して辿り着いたのにもうマラケシュから離れないといけないのは残念な気がする。とはいえラバトもきっと楽しいことがあるに違いない。マラケシュからラバトへは列車でカサブランカを越して直通で行ける。今回も長いので1stにした。モロッコ家族と一緒になって、お菓子を交換してお話。奥さんの英語はわかりやすいけど、旦那さんのは聞き取りづらかった。子供はフランス語じゃないとわからないみたい(ブルースリーが大好きらしい)。ラバトアグダルで降りる家族と別れ、目的駅のラバトVille駅到着直前になって、フェズの商人を名乗る男がフェズに行かないかとかボールペンをプレゼントしようとかこのペンと交換しようだとか言ってくる。列車が停車しても「ここは一時停止のところでまだラバト駅じゃない」と言っているのだが、外を見ると荷物を持って歩いている人がいたので、止めるのを無視して降りることにした。周囲に聞いたらちゃんとラバトVille駅。今回では初のこすっからい悪人か。インドではこの手のはよくいる気がするが、フェズだと多いんだろうか。
駅からタクシーでウダイヤのカスバという岬突端の砦へ。この中に宿のDar Barakaがある。英語が少し使えるスタッフの人とお話。メイドさんは全然英語だめらしい。中はアンダルシア様式で、モロッコというよりヨーロッパの香り。バスタブまであるのだけど、給湯器があまり大きくないので、たっぷり湯船というのは危険そう。窓からはブーレグレグ川と対岸のサレの街が見える。ガーデンも立体的で素晴しい。
まだ時間があるし、ということでラバトに来たら見るべしという観光スポットであるムハンマド5世の霊廟とハッサンの塔。しかし着いたのが17:15頃で、16:30には門が閉まちゃってた。残念。しょうがないので外から見物。ラバトはほぼモロッコ人で、フランス人すらほとんど見かけない。ハッサンの塔周りにはヘナ描きの勧誘が少しいた。ここからメディナに歩いていく。ごはんどころを探してたのだけど、なかなか見つからない上に現在地の把握が難しい。結局エルバイア門の近くまで来て、スイカ通りからちょっと入ったところにある魚のサンドイッチ。地元の人たちで賑わっていて、見ていたら入れ入れと場所を空けてくれた。暗くて写真が撮れなかったけど、これがすごくおいしかった。さすが人気だけのことはある。フナのOMARサンドイッチと甲乙つけがたい。エルバイア門からスイカ通りを東に進み、モスクのあるファタファ通りを渡ってそのまま東に進み続け、右にちっちゃいモスクがあるのを過ぎてちょっとしたら右に折れる細い路地で人だかりがあるところ、かな?夜のメディナの通りも綺麗。都会のせいか、マラケシュに比べると店の勧誘はさらにおとなしい。パートナーはCDを購入。
アザーンの響きで朝。朝焼けが美しすぎ。朝食はパンにオリーブ、発酵バター、ジャムに蜂蜜、リコッタチーズととてもリッチな食卓。すごくおいしいけど確実に太りそう…。
河口の向こうは大西洋。カスバの中はちょっと入り組んでるけど、マラケシュのメディナなどに比べればずっと小規模。村みたいな感じ。もともとはこの城塞の兵隊の駐屯地だったのかな? ウダイヤ門はすばらしい。マラケシュのより素敵かも。表側は現在修復中の模様。
ウダイヤ博物館隣の庭園へ。アルハンブラ宮殿風らしい。やや荒れてはいるけれども、なかなか立派。トイレのために一度戻ったところでちょうど宿のオーナーに会えた。今からまたパリに戻っちゃうということで、会えたのはとても偶然でラッキー。日本にも観光できたりしてたんだって。おだやかなお婆ちゃんだった。
昼食のためにスークへ。レバーサンドはちょっと牛丼みたいな風味。唐辛子をいっぱいかけたらわりと良い味になった。軽めだったのでさらにカフェでケバブとサラダ。周囲を見るとモロッコ人もサラダと肉物一品という頼み方をするのが多いようだ。米は野菜という扱いなのが日本人的にはやはり微妙。スークで少し買い物。ラバトのスークはマラケシュよりもやや装飾の凝ったものが多い気がする。値段も張りそうではあるけど。昨日入れなかったハッサンの塔方向に向かってみようとしたものの疲れたので、お菓子を買って宿に戻ってミントティーをもらう。ミントティーがメイドに全然伝わらなくて一苦労…結局英語のわかるスタッフがきてくれて、ようやっとありつけた(なぜか最初にウイスキーを持ってこようとしたが)。Wifiも使えるようにしてくれたので、エミレーツのオンラインチェックイン。窓側よりも通路側(中心側)のほうが若干足元が広いので、最初の席から移動するように設定。ただ持っていったLooxのアンテナはもともと弱いせいもあって無線をキャッチしづらい。
せっかく持ってきてたので、単焦点にレンズを交換してみた。暗いスークや室内ではこちらのほうが使い勝手が良いな。軽いし。夕食に再びメディナへ。コーランが流れてる海賊版っぽいショップで英語の通じない相手に、パートナーが今流れているのが入ってるのをほしい!と交渉していると、薬剤師学校で学んでいるという学生2人が通訳を申し出てくれる。いろいろ話してるうちに彼女らがパートナーにそれをプレゼントしてくれる、ということになるびっくり展開。帰国後にメディアを開いてみたら、DVD-Rにいろいろなパターンのコーランが収録されていた。エルバイア門から出てラバト駅方向の新市街にちょっと歩いてみる。整然とした普通のヨーロッパの都会っぽい。ごはんどころはあまり目につくようなものはなし。戻って市営マーケット(各種の肉が吊り下げられてて楽しい!)近くのカフェでチキンタジン、サラダを注文。これがモロッコ最後の夕食。サラダの玉葱がだいぶ辛かったけど、タジンは素直な味で食べやすかった。けど、またもお腹がいっぱいになってしまい、昨日のフィッシュサンドイッチを再度、という計画は断念…。帰路に夜景をいくつか撮影。
最後の朝。昨日と同じように朝食としておいしいフランスパンやチーズ、オリーブのほかに、シフォンケーキが! ちょっと果実の味が感じられてとてもおいしい。完全に食い倒れていて、体重計が怖い。
チェックアウトを済ませて、宿のスタッフが手配してくれたタクシー…というか白タク?に乗る。ドライバーは英語はほぼできないけど、ジャパンイズグッド、アメリカン(ブッシュ、オバマ、クリントン)クリミナル、イングリッシュ(ブレア)クリミナルと口泡飛ばして叫んでいた。ほかグッドに出されたのはチノ(ブルースリー)、フランス(サルコジ)、イタリアなど。確かにイスラム教国ではあるが英米への敵意を剥き出しにしてる人にモロッコで会ったのはこれが初めてかも。ラバトVille駅に到着。50のはずが150とか言っておる。やいのやいの言ってるうちに英語のできるモロッコ人(でタクシーを待ってた人)がこちらの言い分を通訳してくれて、当初どおり50で結着。パートナーが危うく自分の荷物を置き忘れそうになったり。
あとはひたすら帰路。ラバト→カサブランカ空港間は短いし2等でもそれほど悪くないということで、ここは2等にしてみた。2等の場合は席は自由席らしい。モロッコ人の若めの男性と女性が乗ってるコンパートメントに入る。座りごこちは悪くない。マラケシュみたいに4時間も座ってると痛くなるかもしれないけど。ラバトアグダル駅でモロッコ人の祖母・母に小さな子供4人(だったかな)が乗ってきた。一番下の赤ん坊は、キューピー人形のようにぱっちり目に長い睫毛でこちらをじーっと見てくる。おすましのお姉さんにいたずらっ子の弟君。外を見てる男の子。パートナーがお菓子をあげて、言葉は通じないけれども皆で子供の一挙一動に笑い。CASA VOYAGEURS駅で別れを告げ、空港線に乗り換え。カサブランカの街並を過ぎながら、空港に定刻到着。駅から空港に入るための荷物検査が1箇所しかなくてえらく混雑。後ろからカートでゴツゴツされた。
エミレーツのチェックイン(今度は関空で荷物をピックアップしないといけないらしい)、コインを絵葉書の買い物で消化、残りのDH札をユーロに両替、出国。空港内で時間があるので本屋で料理本探し。英語で書かれた良い本は見つからなくて、フランス語のMoroccan Cuisine本を2冊。文章はさっぱり読めん。 うろうろしてるうちに搭乗ゲートが変わってた。さらに、搭乗時間近くになっても一向に搭乗できる気配がない。というか飛行機がそもそも来てない。結局30分遅れでドバイに向けてフライト。後ろの座席も日本人の女性2人だった(行きも一緒だった人たち?)。スケジュールで見るとドバイの乗り換えが無理げな時間ぽかったんだけど、搭乗カウンターで聞いてみたらOsakaへの連結は大丈夫、という答えなので安心しておく。まぁ少々遅れても待ってくれるだろう。 ドバイへの機内はお子さまどもが元気一杯だし、おばちゃんたちは大声でおしゃべりだし、オヤジ連中は大イビキかタン絡んでるし、ということで騒がしいことこの上ない…。結局1時間くらいしか寝られず。Eagle Eye観た。展開が読めすぎかなぁ。オチでずっこけた。しかし、コンピュータの主要部分が不安定な稼働部にあるってのはどうよ。 食事はボローニャソースのペンネ。軽食にチーズ卵とローストビーフのサンドイッチ。どちらもまぁまぁかな。往路のほうがおいしかった。 だいぶ遅れてドバイに到着。後ろの日本人女性方が大急ぎで走っていった。機内で見たOsaka行きフライト時間までまだしばらくあるし、大丈夫なのに…とちょっと思った。荷物検査のところで関空行きは場外でしばらく待ったほうがよい、と空港スタッフに案内されたんだけど、どうも意味不明なので無視して入ることにする。単にもっと急ぎの人たちを通すために待たせてただけかも。合間にシャツを着替え、関空行きに搭乗。さすがに日本人だらけ。後ろのほうからのイビキがちょっとうるさい。食事は軽食としてそばと鳥の照り焼き、昼食に鮭の炊き込みご飯。そばはちょっとほっとしたけど、モロッコからの便で食べたばかりなのであまり食べられず。鮭はやはり往路のほうがおいしい。日本行き便になってアミューズメントがパワーアップしたので、「The Dark Knight」(バットマンビギンズの続編。ブルースが正直嫌な奴だな(笑)。暗い結末はなかなか味がある)、「クローン大戦」(アニメ版で期待と違ったので10分ほどでやめ)、「ハンコック」(おそろしくつまんなくて20分ほどでやめ)、「Toy Story 2」(途中まで知ってるんだけど今回ちゃんと見終えた。Debianのキャラクタ名はまだいろいろ使えそうだ)を観る。
関空までは1時間ほど遅れたのかな、空港内で待ち時間が3時間あるはずが2時間弱だった。入国して荷物をピックアップ、税関を抜けて、JALでチェックイン。着替えと歯磨きとひげそりを済ませて少しさっぱり。頭洗いたかったけど。JALは土曜の夜ということもあってビジネスマンもほとんどおらず、ガラガラだった。適当に席を移って広々使用。羽田にはすぐ到着して、だいぶ遅くになって帰宅。帰ってきたよー。外食よりも自分で作ったものを食べたかったので、鶏肉と野菜のうどんを作って感涙にむせんでた。
まぁ本当に、遠いけど良い旅行だった。食事に全然期待してなかった(往復のエミレーツだけが頼りかもねーと話してた)だけに、予想外にいろいろなおいしいものに巡りあって、食い倒れ旅行になってた。人との交流も楽しい。プランニングの大部分を担ったパートナーに感謝。あと、ネットについては、どこの宿でもADSL+Wifiが無料で一応使えた(遅かったり無線入らなかったりするけど)。町中では「サイバー@」のように書かれたネカフェみたいなのがところどころにある。
モロッコ旅行 1日目〜2日目 (羽田〜関空〜ドバイ〜カサブランカ〜マラケシュ)
1月23日〜1月31日という日程で、アフリカはモロッコ、古都マラケシュと首都ラバトに新婚旅行の名目で行ってきた。ほとんどの人は笑顔で親切な人たちだし、ご飯は予想外においしいし、乗り物の時間は正確だし、ということで、「とにかく遠い…」という以外は非常に旅行のしやすい良いところだった。
羽田から関空経由(JAL)でエミレーツ航空でドバイ、ドバイからカサブランカ。エミレーツ航空の座席は足が浮いて太腿とふくらはぎが死にそうになるのには閉口したけど、さすがアラブというべきか、機内食やアミューズメントの情熱はたいへんすばらしい。機内食はエコノミーでも生サラダが出るし、普通においしい。関空→ドバイの鮭ごはん、ドバイ→カサブランカのたっぷりマトンのビリヤーニ、どちらも美味。映画や音楽も特に関空-ドバイ便は充実していて、直行のないヨーロッパ行くときの選択肢としても悪くなさそう。映画はWALLE、Hellboy II、カンフーパンダ、Death raceを観た。カンフーパンダが一番よかったかな。微妙に遅れてドバイの空港の中はあまり見られず。
26時間の旅の末、いくぶん遅れてカサブランカ空港に到着。ドバイに比べるとだいぶ暗め。円からユーロおよびモロカンディルハムに換金して、ぎりぎりで予定した時間のマラケシュへの列車に(逃すと2時間待ちになっちゃう)。ここから4時間乗るので1等を選んでおく。車内は予約制のコンパートメントになっていて、Macを持ったフランス人(?)のカップル2人、モロッコの人2人。座席はソファみたいに柔らかい作りだけど、飛行機の疲れで足が痙攣しかけた。本読んだりうとうとしたりしてるうちに、綺麗なマラケシュ駅に到着。
駅では宿のRiad Aubracでチャーターしてもらったタクシーの運転手が待っていた。旧市街メディナの中をぐるぐるして、途中で車では通れないということで降りて宿へ。暗くて狭いところをあちこち曲がって抜けていって、本当に迷いそう。Aubracに到着。Aubracのフロントの人たちはだいたい英語OK。出してくれたミントティーでほっとする。2Fの部屋は狭いけど写真映えのするモロッコスタイル。ただ、トイレとの仕切りが厚手のカーテンしかないし静かなだけに響きまくるのが難点。iPod重要(笑)。最大級の夜市であるフナ広場に夕食がてら行く予定だったけど、ぶっ倒れてこの日は寝てしまった。
アザーンで一度起床して二度寝。長時間のフライトで時間感覚がぼろぼろになったぶん、時差ボケはないみたい。少々冷えるけどテラスで朝食。メイドのおばあちゃんは英語ほとんど通じない。アトラス山脈が遠くに見える。ここの朝食はパンづくし(パウンドケーキ、丸パン、ホットケーキとパイのあいのこみたいなサクサクしたパン)で、おいしいんだけど蛋白質と野菜が足りない…。道の確認がてら、フナ広場に出かけてカフェでオムレツ、モロカントマトサラダ、チキンタジン。サラダはクミンが効いていて非常においしい。タジンも野菜多めでやさしい味。今後のどの食事でもパンは必ずついてきた。マラケシュはさすが旧植民地というべきか、フランス人多い。あとは近いためかスペイン人がちらほら。日本や中国含めアジア人は全然みかけない。宿泊した宿のオーナーはどこもフランス人だった。現地のひとたちもフランス語はよくしゃべれていて、お互いにフランス語で話すこともあるようだ。アラビア語はモロッコ方言のうえに発音が難しくて日本人には難しい…。あと、なんかやたらと猫がいる。飼い猫もいれば野良も。
スークを少し回る。モロッコの噂で人がインド以上にガツガツしていて疲れるようなことが言われていたんだけど、誰もが陽気に声をかけてきて、ジャポネというと嬉しそうにコンニチワーサヨナラーアトデーとかこちらが吹き出すようなユーモラスな呼び掛け。ノンメルシーバイバイと言えばそれほどしつこくない(インドのコルコタとかベナレスはすごいしつこいのが多かった)。あと、日本人といえば中田・中村(松井は言われない)、あとなぜかブルース・リー(それは違うよ…)らしい。昼食は、ローストしている鶏がおいしそうなレストランへ。まぁまぁおいしかったけど燻された。宿で一休みしたあと、現地価格帯を知るために定価表示のあるスーパーマーケットMarjaneにタクシーで。メーターでは走ってくれないので要交渉。おみやげのお菓子や、リゾット米、クスクスなどを買う。途中で腹痛になってちょっと辛かった。宿に戻ってから再びフナ広場へ。夕方のフナ広場はすごい。昼はだだっぴろいところにオレンジジュース売りと大道芸人がいるだけだったところが、見わたす限り特設屋台になっていて、炭火の煙がもうもうと上がってる。給電のためのディーゼル音がしないなぁと思ってたら、ここは石畳の下が床下配線になっていて、屋台専用に使えるようになってた。びっくり。昼よりもいくぶんしぶとめな勧誘はあるけど、それでもなぜかユーモラス。最初のところで豆のスープ(ハリラ)、次に魚フライ盛り。オリーブ盛り合わせがついてきてぱくぱくといっぱい食べてしまった。パートナーの持参したアラビア語指差し帳が大人気で、店員との間で即席のアラビア語講座と日本語講座でワイワイ。「これ(平和)は"へいわ"と言うんだよ」とパートナーが言ったら、現地の流行曲で似た発音のがあるらしく、「ヘーワヘーワ♪」と歌い出してた。盛り上がってるうちにすっかり遅くなって宿へ。10時を過ぎると宿の周囲はちょっと暗い。でもUSみたいなヤバイ感じのするタイプの暗さではないし、フナ広場のほうは1時あたりまで開いてるらしく、人通りもそこそこある。
3〜4日目に続く。
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