2007年11月06日
『Java Expert #01』『Java Expert #02』
最新Java技術を取り扱った、技術評論社のムック。最近のJava情勢のキャッチアップにと#02を購入したよーと某所で呟いていたところ、その話を聞いた編集長から#01を献本いただいた(ありがとうございます)。#01は今年の春に、#02は最近出たばかり(というか奥付が現時点で未来)ということで、その内容には旬を期待できそうだ。
「ワンランク上のJavaエンジニアを目指せ!」というアオリ文句が付けられているとおり、ターゲットはすでにJavaを使っているエンジニアで、扱う内容もいわゆるエンタープライズ系、Web系が大半だ。
具体的には、#01ではNetBeans+Ajax+JSF、Seesar+Teeda、Hibernate+Kunia-Dao+JPA、GlassFish、と完全にこの手の話で固められている。#02ではTeeda、GlassFish、NetBeans、S2JMS、tugboat、pirkaとやはりエンタープライズ系が主だが、JRuby、JavaFX、OpenJDK、J2SE7動向といったやや毛色の違う記事も含められている。
エンタープライズ系、しかもWebアプリケーションの裏方的なものを、限られた枚数の中でおもしろく書くというのは難しいとは思うのだけど、2冊におけるどのエンタープライズ系記事もJavaエンジニアではない私にはやはり退屈というか、「へぇすごいな」という感覚は得られなかった。 もちろん現場でバリバリとJavaを使っているターゲット開発者の方々にとっては「これはすばらしい、導入してみよう」というものはあるのだと思う(まぁたとえばDebian本をJavaエンジニアに見せたらやはり眠気を抑えるのは厳しいだろうし…)。
これに比べると、JRubyやJavaFXの技術動向はたいへん興味深いものがあった。「ブラウザで動くアプレット」などというのは考古学的代物になってしまい、AWTはおろかSwingでさえも聞かれなくなって寂しい思いをしていたのだが、これらの技術によって、再びJavaのユーザーインターフェイス系の話題が活気付くことを期待したい。
なお、#02にはJavaの父であるJames Gosling御大へのインタビューが掲載されている。「もし仮に明日から仕事をしなくて良いと言われれば、作りたいソフトウェアや研究分野のリストはたくさんありますよ。……おそらく1日が48時間で、寿命が1,000歳ぐらいないとすべて実現できないでしょう(笑)」とまだまだ血気盛んですばらしい。私も見習わねば。
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