2007年04月18日
『レッド・ドラゴン』
つくづくThomas Harrisという人はサイコを書くのが恐しく上手で感心する。本作も強力なサイコが登場だ。
2つの家族が惨殺された――どちらも満月の夜に。「噛みつき魔」と俗称される犯人を追い、元FBIアカデミー教官のグレアムは並み外れたプロファイリングの能力で事件の真相に迫る。どちらの家族にも共通するのは裕福というくらい。しかし、その殺され方には奇妙な共通点が。
異なる視点を得るために、グレアムが尋ねるのは彼がその昔重傷を負いながらも逮捕した(かの有名な)ハンニバル・レクター博士。レクターは「わたしたちが瓜二つだからさ」と彼にささやくのであった。真の愛情を一度も得ることなく育ってきた「噛みつき魔」がふとしたきっかけで与えられた愛情の先にあるのは所詮は破滅なのか。
81年に出版された本書がレクター博士の初登場だそうだ(大ヒットの『羊たちの沈黙』が88年)。このときからすでに主人公を(文字どおり)食いかねないレクター博士というキャラクタは確立されていて、本書でも「子供のように無邪気に悪賢く」グレアムを窮地に陥れている。ちなみにクラリスは出てこないので念のため。
『Subversion実践入門:達人プログラマーに学ぶバージョン管理(第2版)』
前版『Subversion実践入門』の改訂版が発売。
前版がSubversionバージョン1.1に基づいた書籍だったのに対し、改訂の原書ではバイナリファイルの取り扱いやファイルロッキングなどのバージョン1.3までに追加された新機能の説明が盛り込まれた。さらに、Subversionの開発に積極的にコントリビュートを続ける小林儀匡氏、TortoiseSVNの翻訳を手掛ける倉澤望氏、そしておまけで日々Subversionを利用している私武藤という監訳陣が、最新のバージョン1.4で利用できるようになった多数の機能について追補している。
バージョン管理システムはソフトウェアのコード管理のみならず、ドキュメント、設定ファイル、その他諸々の版管理とバックアップとして必須のものだ――今や問いはなぜバージョン管理システムが必要かではなく、どのようにバージョン管理システムを活用するかになっている。
1.4系ではWindowsでのSubversionサーバーも実現できるようになっており、その可能性は実に広い。本書でSubversionを導入し、バージョン管理の恩恵を得よう。
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Debian GNU/Linux徹底入門 Sarge対応
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