2007年04月10日

Debian GNU/Linux 4.0 Etchリリース

すでに各方面で喧伝されていますとおり、Debian GNU/Linuxの新安定版Etchがリリースされました。

個人的にはEtchについての評価はWoodyやSlinkあたりと同程度なんですが(忙しくてSargeほど積極的に関与しなかったし)、まぁカーネルやXが新しくなってデバイスのサポートがよくなったり、GNOMEやKDEのデスクトップ環境を構築するのも簡単だったり、サーバも新しくなってたり、とセールスポイントもいろいろあります。

今回のリリースについては唐突な印象というのをちらほら見かけますが、リリースチームのIRCチャネルでの会話を見ていると、今週出すというのはかなり以前から兆しがありましたし、RC bugの数なんてもうこの時期になってくると飾りというか、よほどコアコンポーネントへのクリティカルなものでない限りはignore or downgradeするか単にそのパッケージを削除するかという手段に出るのもやむを得ないというところでしょう。報告者にとってはあらゆるcriticalかもしれないけれども、メンテナにしてみればそれはnormal程度、よくてimportantだなぁというのはよくあるわけで。CVEでも付いていない限り、報告者に問題深刻度を判断させるのはうまくいかないのかもしれません。

なお、来月発売予定の『日経Linux』誌にて、やまだあきらさんと一緒にDebianの特集を、再来月よりリレー形式で短期連載を行う予定です。紙面が限られているのと平均読者層から、内容はビギナーズ寄りです。